FileSize Watcher v1.03

雑誌掲載履歴
DiGi/USER 2004年1月号


fsw103.zip




作成のきっかけ


動画エンコード途中のファイルのサイズを知るには、エクスプローラでF5(最新の情報に更新)キーをその都度押さないと分かりません。
そこで、ファイルサイズを定期的に調べるソフトがあれば便利かと思い作成してみました。

また、v1.01以降、AviUtlのAVI出力と連動し、あると便利そうな機能を追加しています。

機能

基本機能
ファイルのサイズを定期的に調べます。
また、そのファイルがあるドライブの空き容量も表示します。

AviUtl連動機能(v1.01〜)
最近流行りのDivXやXviDコーデックを使用したAVIファイル作成で、AviUtlを使用する場合、
AviUtlのキャプションに表示される「出力中 xx%」のxxを利用して推定最終ファイルサイズを計算します。
※ページ上部のスクリーンショット参照


操作

1.(監視するファイル名下の)ファイル名が表示されている部分へD&Dか、右の...でダイアログでファイルを指定します。
ファイル名が指定された時点で、監視設定の「監視なし」が「監視中」に変わります。

2.監視間隔(秒)で、間隔を1〜30秒で指定できます。

3.監視が終わったら、監視中をクリックし、監視なしにします。

「AviUtlと連動する」にチェックが入っている場合

先に、AviUtlでAVI出力を実行させておきます。

1.監視するファイルの指定
・ユーザーが指定する場合は、D&Dかダイアログ経由で指定します。
・自動検索する場合は、AviUtlでAVI出力しているフォルダを「AVI出力先フォルダ」で指定しておき、
「AVI出力中のファイルの自動検索」をクリックします。
すると、「AVI出力先フォルダ」で指定したフォルダ内のAVIファイルのうち、他で使用中のファイルを
見つけて、監視するファイルとして認識します。

2. 監視間隔(秒)で、間隔を1〜30秒で指定できます。

AviUtl実行中は、AviUtlのキャプションから xx%を取得し、推定最終ファイルサイズを計算します。
計算式は、 推定最終ファイルサイズ=(監視中の)ファイルサイズ/(xx% / 100) です。
また、%とファイルサイズの推移をテキストボックスに表示します。

3.エンコードが終了すると、「監視中」が「監視なし」に自動的に変わり、監視が終わります。
また、v1.02〜より、サウンドを鳴らすことができます。
サウンドファイルは、初期設定で、WindowsのMediaフォルダにあるNotify.wav(Outlook Expressのメール受信の音)
が設定されます。
ユーザーで使いたいサウンドがある場合は、ダイアログ経由(...ボタンクリック)で指定してください。
Playボタンで音を鳴らせますので、音量の調節に使えます。
なお、ソフト終了時にINIファイルに絶対パス込みで記録されます。
特に、マルチブート環境でFileSize Watcherを使う場合、異なるOSから使用する時に、
サウンドファイルの位置のパス表記が変わる場合、Notify.wavに変更するようになっています。
つまり、INIファイルに保存されているパスが存在しない場合、Notify.wavがデフォルテで指定されます。

・クリップボードのアイコン(AviUtl連動内容の右上)をクリックすると、推定最終ファイルサイズの推移表(テキストボックス)の内容を
クリップボードに出力できます。%とファイルサイズをタブ区切りで出力しますので、Excel等の表計算ソフトで取り込んで、ファイルサイズが
どう変化するのか解析することもできます。

・AVI出力中のファイルの自動検索
AviUtlで出力中のAVIファイルは、基本的に、ユーザーの操作によって特定するのですが、
出力先フォルダを指定しておいて、AVI出力中のファイルの自動検索ボタンをクリックすることで、
該当のフォルダ内のAVIファイルを一つずつ検索し、他のソフトで使用中かどうかを見て、使用中で
あると判断されたところで、そのファイルを監視ファイルとして認識することができます。
こうすることで、AVI出力先フォルダを指定し、クリックすることで、自動的に監視するAVIファイルを
特定することができます。
なお、特定の条件下で正しく特定しない場合も考えられますので、その時は従来どおり、ダイアログ経由かD&Dで
指定してください。


インストール・アンインストール

当アーカイブを解凍後、fsw.exeを実行してください。
レジストリは一切いじりませんので、アンインストールは
fsw.exeとfsw.iniを削除するだけで済みます。

開発環境

Windows2000 SP2
Visual Basic V6 Learning Edition (Visual Studio SP5)

動作環境

ソフトの起動自体は、Windows98SE,Me,2000,XPで確認しております。
なお、AviUtlとの連動について確認しているのは、Windows2000のみで、
作者環境で、98SE,Me,XPにおいて、エンコードする環境を整えていないため、
Windows2000以外で連動機能が正しく動くかは保証できません。
当アーカイブにはランタイムを添付しておりませんので、起動時に
DLLに関係するエラーが発生する場合は、
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se152941.html
にあるランタイムセット等を使用するといいでしょう。
まれに文字化けが発生する場合も上記ランタイムをインストールすると
直る可能性があります。


免責・その他

このソフトは、フリーソフトとして公開します。
著作権は、作者が保有します。
このソフトに起因すると思われるトラブルにより、何らかの損害が生じたとしても
作者は責任を負えません。すべては、自己責任の上、お願いします。
二次配布は自由に行って構いませんが、その際にアーカイブを改変することは禁止します。
なお、パソコン雑誌等のCD−ROMにて、ソフトを収録する場合は、必ず事前にメール
(yakki_@hotmail.com)で連絡ください。
これは、 どの雑誌で紹介されているのか作者として把握したいことが第一の理由です。


更新履歴

v1.03 2003.11.26
・AviUtl連動機能に、残り時間の取得、表示をさせた

v1.02 2003.8.2
・以下の設定をINIファイルに保存するようにした。
フォームの位置、サウンドファイルのパス、AVI出力先フォルダ
・AviUtl連動機能で以下の2つの機能を追加した
AVI出力が終わるとサウンドを鳴らすことができるようにした
AVI出力先フォルダを指定することで、出力中のAVIファイルを自動で検索し、監視ファイルとして
認識できるようにした
・連動機能の有無により、フォームの縦長さを調節するようにした

v1.01 2003.7.12
・AviUtlとの連動機能を追加した。
これによりAviUtlでのエンコードで、最終ファイルサイズがある程度予測できるようになった。

v1.00 2003.7.8
正式版として公開