odd arc operator v0.40
oao040.zip
MD5 = 2b2e734cadca27f9e15d8df1fc712874
はじめに
当ソフトは、圧縮ファイル(ZIP,LZH)を扱うアーカイバーソフトでありますが、もっとも一般的な解凍・圧縮機能はありません。
また、下記で説明する処理中に、書庫内のファイルを一時的に解凍・圧縮することもしません。
特長
・DLL不要
本ソフトは、圧縮ファイル内に格納されているファイル名他の取得に関して、外部DLLに頼ることなく
すべて、独自に処理しています。
・破損したファイルもそれなりに対応
ZIP,LZHとも、ファイルの一部が破損していても、可能な限り、ファイル名他の情報を取得します。
※ZIPファイルに関しては、local file headerのファイル名情報を取得しているので、万が一
Central Directoryに不具合があるファイルでも、下記で説明する機能を実行できる場合があります。
機能
ZIP,LZHファイル内のファイルの書き換え、再生成をします。
使用方法
以下の文で圧縮ファイルには、ZIPとLZHが含まれます。
1.圧縮ファイルの読み込み
フォームにドロップするか、参照をクリックして、ダイアログ経由で読み込みます。
圧縮のタイプ(ZIP?LZH?)は、ヘッダから判断させるので、zip.mp3みたいな場合でも
ZIPのヘッダを確認できれば、ZIPファイルとして処理します。
2.解析をクリック
リストに圧縮ファイル内のファイルの一覧が表示されます。
また、ファイルの拡張子に注目し、どんな拡張子がいくつあるのかが
包含拡張子のリストに表示されます。
3.チェックマークについて
書き換えおよび再生成機能を行うファイルに、チェックマークを付けます。
つまり、チェックが付いているファイルが処理対象ファイルとなります。
チェックマークの付け方
ユーザー自身で、リストの頭のチェックマークを付けるのが一番の基本ですが、下記の方法も用意してあります。
メニューのチェックマークより、
・包含拡張子を持つファイルにチェックマークを付ける
※包含拡張子の(←)リストに反映!も同じです。
包含拡張子欄の特定の拡張子のチェックを付け、機能名をクリックすると、
その拡張子を持つファイルにチェックがつきます。
・すべてにチェックマークを付ける
全ファイルにチェックが付きます。
・すべてのチェックマークを外す
全ファイルのチェックが外れます。
・チェックマークを反転させる
チェックマークのON/OFFが逆になります。
4.書き換え
対象ファイルの中身を00データで上書きし、拡張子の最後の文字を'$'に変更します。
※圧縮ファイルの中身を直接書き換えますので、適宜、バックアップ等をとっておくことをお薦めします。
5.再生成
これは、圧縮済みのファイル(圧縮データ)を取り出し、新たに圧縮ファイルを生成するものです。
つまり、選択したファイルのみで圧縮ファイルを新規に作り直します。
・個別に生成
チェックマークを付けたファイルを、それぞれ、一つの単独の圧縮ファイルとして新規に生成します。
個々のファイル名に、拡張子のZIPまたはLZHが付きます。
・結合して生成
チェックマークを付けたファイルを、まとめて、一つの圧縮ファイルとして新規に生成します。
読み込みファイル名の最後に(ReCreate##)が付加されます。
※##には、0〜99までの数字が入ります。既に、ナンバリングが99まである場合は、99で強制的に上書きします。
注意事項
・主な機能テストは、作者環境にて行っておりますが、抜けている部分も
かなりあると思いますので、適宜、ファイルのバックアップを行ったり、ユーザー自身で、
前もって簡単な機能テストを行い、問題ないことを確認を上、使用してください。
・仕様のすべては、まだ、決定されたものではありませんので、
ある版から、仕様が急激に変更になる可能性もあります。
インストール・アンインストール
当アーカイブを解凍後、oao.exeを実行してください。
レジストリは一切いじりませんので、アンインストールは、oao.exeを削除してください。
開発環境
Windows2000Pro SP4
Delphi 6 Personal(無償版)
動作環境
動作確認は、Windows2000,XPで行っています。
OSに依存するような処理はしていないつもりなので、
おそらく、98,Meでも問題ないと思います。
免責・その他
このソフトは、フリーソフトとして公開します。
著作権は、作者が保有します。
このソフトに起因すると思われるトラブルにより、何らかの損害が生じたとしても
作者は責任を負えません。すべては、自己責任の上、お願いします。
なお、パソコン雑誌等のCD−ROMにて、ソフトを収録する場合は、必ず事前にメール
(yakki_@hotmail.com)で連絡ください。
これは、 どの雑誌で紹介されているのか作者として把握したいことが第一の理由です。
Delphi 6 Personalで開発しているので、商用・業務での使用はしないで下さい。
更新履歴
v0.40 2005.4.24
・再生成する際に、圧縮ファイルの読み書きを、1MB単位にした。
・再生成の進捗をプログレスバーに表示するようにした。
v0.30 2004.6.20
・ZIPファイルでZIPヘッダ前に何らかのデータがある場合、その部分をスキップして解析するようにした
v0.20 2004.4.29
・書き換え時に、ダイアログを表示して、処理の確認をするようにした。(誤操作防止)
・結合して再生成で、recreate##という風に、出力ファイルを複数生成するようにした。
v0.10 2004.4.21
・ファイルの書き換えで、拡張子のないファイルでエラーが発生してしまうのを回避
・結合して再生成で、処理中のファイル数をステータスバーに表示するようにした
・ウィンドウと各コンポーネントのレイアウトを自動的にするようにした
2004.4.9
・圧縮ファイルの再生成をできるようにした。
RCinZIPからの主な変更点
書き換えの保留機能を廃止しました。
それに伴い、LZHファイルでのHRLファイルの廃止。また、zipファイル内のflag
bitの使用を廃止しました。
ext.iniファイルの廃止
それに従い、書き換えたいファイルを最初からユーザー自身で選べるようになりました。
2004.4.1
・LZHファイルに対応させた
2004.3.23
・保留状態でもCRCエラーが発生しないようにした
・ソフト名称を含め、いろいろな仕様を変更した
2004.3.21
・00で埋めるを選択時にCRCエラーが出ないように、CRCの計算をするようにした