音整 v1.39


onsei139.zip MD5 = c6940d2502fbb4b2be52ba9d067877f9

お知らせ

音整の積極的な開発(バージョンアップ)は、v1.38で、基本的に終りにします。
ただし、修正できるうる範囲のバグがあった場合や、バージョンアップの必要性が生じた場合は、この限りではありません。




作成のきっかけ


MPEG→AVI動画エンコード作業過程で、DVD2AVIによって音声(mpa)を分離する方法があります。
mpaファイルをエンコードに使用するまでには、WAVE変換、場合によってはノーマライズ、音ズレ補正等
の操作が必要になり、それぞれ専用のソフトが必要になることがあります。
そこで、それら3つの処理を連続して一気にできるソフトがあれば、便利になるかと思い、作成してみました。

音整とは、
えるという意味で命名しました。

機能

mpaファイルのWAVE変換、ノーマライズ、音ズレ補正を連続して処理します。

前準備

WAVEデコードをlame.exeで行っていますが、アーカイブに添付していないので、別途入手してください。

現在、動作を確認できているのは、3.93.1のみです。
場合によっては、これ以降のバージョンでstableでも、エラーが発生することがあります。

http://www.codec-archiv.de/win/audio/lame/lame-3.93.1.zip

lame-3.93.1.zip MD5=354f96fa886439a61237f220c4ea2ef9
lame.exe MD5=a673d6957bbe28f00b644c02a4749192

上記lame.exeとonsei.exeを同じフォルダに置いてください。


操作

1.MPA/WAVファイル選択

対象はMPAとMP2とWAVEファイルです。
選択方法は、以下のいずれかです。
・D&DでMPA/MP2かWAVEを対象MPA/WAVファイルの白い部分にドロップします。
・追加ダイアログで選択します。
クリアボタンで、選択したMPA/MP2/WAVファイルを、すべてクリアできます。(個別のクリアはできません)
なお、MPA/MP2ファイルを登録した場合は、WAVE変換処理後WAVEファイルが改めて、再登録されます。

注意点
・MPAとMP2とWAVEファイル名の語尾(拡張子除く)がms.になっているものが対象です。それ以外は除外されます。
・8bitWAVと8bit mpaファイルは対象外です。
・ファイルの左側に何らかのコメント(処理済等)となっているものは対象外になります。同じファイルを再度処理したい場合は、
ファイル指定をしなおしてください。

2.保存先フォルダ指定

MPAのWAVE変換先のフォルダを指定する場合は、mpa→wave保存先で指定します。
同様に音ズレ補正済み(後)の保存先フォルダを指定する場合は、音ずれ補正保存先を指定します。
未指定まま実行すると、未指定であることをダイアログボックスでお知らせします。


3.ノーマライズ処理の有無

本ソフトでは、音ズレ補正は必須となっていますが、ノーマライズの有無は選択できます。
ノーマライズのチェックを外すとノーマライズはしません。

4.WAVE出力形式について

・変更なし
ステレオ→ステレオ or モノラル→モノラルというように形式の変換はしません。従来の動作形式
ステレオ時LR入替
チェックを入れると、ステレオWAVEの場合、LとRを入れ替えて出力します。
・ステレオ→モノラル(L)
チェックを付けると、ステレオ入力時に、LchのみをモノラルWAVEとして出力します。
・ステレオ→モノラル(R)
チェックを付けると、ステレオ入力時に、RchのみをモノラルWAVEとして出力します。
なお、LとRの両方にチェックを付けることで、LとR同時出力ができます。
※変更なしの状態で、ステレオ→モノラルのチェックを付けると、変更なしのラジオボタンは自動的に無効になります。
また、LとRのチェックが両方外れると、変更なしのラジオボタンが自動的に付きます。

5. その他の設定

・音ズレ補正前のWAVEは削除する
チェックを入れると、ズレ補正前のWAVEを削除します。
なお、ここでいう削除は、ごみ箱を経由しません。

6.実行

ファイル一覧のアイコンが緑の■から▲になります。
処理が済んだものは赤のレになります。

WAVEデコード時の処理について

MPA/MP2ファイルに、全角文字(2バイト目に0x5c)を使用している場合に、そのままのファイル名を、lame.exeに
渡すとエラーになるので、v1.35より、下記の様な処理をしています。

処理元のMPA/MP2ファイルを、一時的に、$$onsei$$-yy-mm-dd-hh-mm-ssというファイル名にリネームします。
そのファイル名で、lame.exeにより、WAVファイルを生成します。
生成したファイル名を、元のファイル名にリネームします。


インストール・アンインストール

当アーカイブを解凍後、onsei.exeを実行してください。
レジストリは一切いじりませんので、アンインストールは
onsei.exeを削除するだけで済みます。

開発環境

WindowsXP SP2
Turbo Delphi Explorer(無償版)

動作環境

動作確認は、WindowsXPで行っています。
おそらく、Windows2000でも動作すると思いますが、確認しておりません。


免責・その他

このソフトは、フリーソフトとして公開します。
著作権は、作者が保有します。
このソフトに起因すると思われるトラブルにより、何らかの損害が生じたとしても
作者は責任を負えません。すべては、自己責任の上、お願いします。
二次配布は自由に行って構いませんが、その際にアーカイブを改変することは禁止します。
なお、パソコン雑誌等のCD−ROMにて、ソフトを収録する場合は、必ず事前にメール
(yakki_@hotmail.com)で連絡ください。
これは、 どの雑誌で紹介されているのか作者として把握したいことが第一の理由です。
Turbo Delphi Explorerでコンパイルしてありますので、使用に関する制限はありません。

更新履歴


v1.39 2008.4.6
・mp2ファイルを扱えるようにした。

v1.38 2007.10.27
・ファイル-追加のダイアログで、複数ファイルを選択できるようにした。

v1.37 2006.9.17
・コンパイルをDelphi 6 PersonalからTurbo Delphi Explorerに変更しました。

v1.36 2006.3.21
・音ズレ0で、ノーマライズなしの場合のダイアログメッセージを表示させないようにした

v1.35 2005.8.27
・lame.exeによるWAVEデコード時に、ファイル名に全角文字(2バイト目に0x5cコード含む)が使われて
いるとエラーになるので、回避するために、一時的にリネームするようにした。
・フォルダー選択コンポーネントの使用をやめ、独自に処理するようにした。
・保存先フォルダー指定で、いずれかの指定が空欄になっていたら、実行時に、ダイアログボックスで
その旨を表示するようにした。

v1.34 2005.3.1
・終了時の「ノーマライズ」と「音ズレ補正前のWAVEは削除する」のチェックを保存するようにした

v1.34β1 2004.11.14
・ファイル名に.mpgのように拡張子以外で拡張子記述があるときにエラーが発生する不具合を修正
・ノーマライズ指定時に、ノーマライズ不要の時に、倍率1での処理を回避するようにした

v1.33 2004.5.8
・複数のWAVEファイルを処理中に、ノーマライズの必要がないWAVEファイルが見つかった場合、
ノーマライズのチェックが外れてしまい、その後、ノーマライズしない不具合を修正

v1.32 2004.3.20
β1
・改良版DVD2AVIを使用の方で、音ズレなし(0ms)mpaのwave変換とノーマライズを行えるようにしました。
〜0ms.mpaを処理する場合、ノーマライズにチェックしておけば、〜 0ms(Normalized).wavができます。
β1→β2
・ファイル名の構文(DELAY xxxms)のチェックを強化しました。
ファイル名の所定の位置にDELAY と msがないものは、対象外になります。
β2→v1.32
・ファイル名構文チェックの方法を変更した。

v1.31 2004.2.11
・音ズレ値がプラスになる場合でも補正可能にした
・stereo→mono変換した場合に、monoのWAVEファイルのサンプリング周波数が44100Hzに固定
されてしまう不具合を修正した。

v1.30 2003.11.29
・作者環境で問題なしと判断し、正式版として公開

v1.30β3 2003.11.21
・1時間超のWAVEファイルの処理が途中で終了してしまう不具合を修正
・ノーマライズありでピーク取得中にノーマライズ必要なしと判断した場合、チェックマークを外すようにした

v1.30β2 2003.11.19
・1時間超のWAVEファイルの再生時間が正しく取得できなかった不具合を修正

v1.30β1 2003.11.14
・開発環境をDelphiに変更した

v1.22 2003.9.18
・ファイル名を表示するコンポーネントを変更した。
・処理グループ内の処理進捗バーを1つにまとめた。
・音ずれ補正前のWAVEの削除ができるようにした。
・設定の一部をiniファイルに保存するようにした。

v1.21 2003.9.12
・モノラル出力したWAVEファイルのヘッダーに異常があったので修正
・複数のファイルを処理中の、音ズレ値とWAV属性の更新タイミングを修正

v1.20 2003.9.4
・β1で不具合を確認できなかったので、モノラルWAVE出力を正式版として搭載
・ピーク値取得中にノーマライズする必要がない場合、ピーク値取得を中断するようにした
・ファイルリストの処理コメントとファイル名の表示を別にした
・ステレオWAVE or mpa入力時の場合、WAVE出力で、LとRを入れ替えられるようにした
※大きな機能追加のため、少数第1位をアップ

v1.20β1 2003.9.1
・モノラルmpa or WAVE(8bit除く)の入力に対応
・ステレオmpa or WAVEから、Lのみ、Rのみ、LとR両方のモノラルWAVE出力に対応
・レイアウトを変更(それに伴い、実行/中断ボタンをファイル欄へ移動)

v1.10 2003.8.7
・β3で不具合を確認できなかったので、WAVE変換機能を正式版として搭載
※大きな機能追加のため、少数第1位をアップ

v1.10β3 2003.8.6
・保存先フォルダのパス付加処理に不具合があったので修正

v1.10β1 2003.8.5
・mpa→wave変換機能をβ扱いとして搭載

v1.01 2003.7.30
・不具合修正のみのバージョン
D&Dでのファイル名のチェックを厳しくした
プラス側の音ズレの場合中断するようにした。将来的に対応する予定はアリ。
・ノーマライズありで処理中にノーマライズする必要がない場合は、ノーマライズをスキップし、
メッセージを表示するようにした

v1.00 2003.7.26
正式版として公開